○長井市指定市宝指定基準
昭和38年6月28日
制定
絵画、彫刻の部
1 各時代の遺品のうち製作優秀で文化史上貴重なもの
2 絵画、彫刻史上特に意義のある資料となるもの
3 題材、品質、形上又は技法等の点で顕著な特異性を示すもの
4 特殊な作者、流派あるいは地方様式等を代表する顕著なもの
5 渡来品で文化史上特に意義のあるもの
書跡、典籍、古文書の部
1 書跡類は字経、宸翰、和漢、名家筆跡、古筆、墨跡、法帳等の中から書道史上の代表と認められるもの又は史料的に価値の高いもの
2 典籍類は写本類では和書、漢籍、著述、稿本、聖教等に分かち、その原文又は古写本あるいは系統的、歴史的にまとまっている重要なもの。版本類は和漢古刻史上の代表であってまれな遺品とし、一切経のごときは宋元版等であって全蔵又は残欠の少ないもの
3 古文書類は歴史上重要と認められるもの及び相当数まとまって史料価値の高いもの。日記、記録類は学術上価値の高いものの原本又はこれに準ずるもの
4 西域出土本、洋書類は稀覯にして学術価値の高いもの
工芸品の部
1 各時代の遺品中製作が特に優秀なもの
2 工芸史上あるいは文化史上等に貴重なもの
3 形態、品質、技法又は用途等が特異で意義の深いもの
考古資料の部
1 石器、土器、骨角、牙器、木製品、玉類、土偶、土版等の石器時代遺物で特に学術的価値の高いもの
2 金石併用期時代の遺物と認められる学術的な貴重資料
3 古墳及びその他の遺跡の出土品又は特異な伝世品で、学術的価値の高いもの
4 古墳以後の制に係る墳墓、飛鳥奈良朝以後の寺跡、経塚等の出土品で、学術的に貴重な資料となるもの
5 右のほか宗教、教育、学芸、産業、政治、軍事、生活等の遺跡の出土品又は遺物で、歴史的意義深く学術資料として重要なもの又は製作上価値の高いもの
建造物の部
建築(堂塔、社殿、城廊、書院、茶室、民家、その他)橋梁等の各時代建造物遺構及びその病分並びに建造物の模型、厨子、仏壇墓碑等で建築的技法になるもののうち
1 意匠的に優秀なもの
2 技術的に優秀なもの
3 歴史的価値の高いもの
4 流派的あるいは地方的特色において顕著なもの。ただし、江戸時代以降のものの特に代表的又は特殊的なもの