長井市市勢要覧2024 電子ブック
11/28

国が守りたい舟運時代の繁栄を今に伝える町場の風景豊富な水資源で市民を支える2つのダム舟運文化以外にも、水の恩恵を受けているものが、長井市にある長井ダムと木地山ダムの2つのダムです。野川上流にある長井ダムは、東北有数の重力式コンクリートダムで、平成23年に完成しました。木地山ダムはさらに上流にあり、昭和36年に完成。木地山ダムの洪水調節機能を長井ダムが受け継ぎ、いずれのダムもそれぞれ治水や発電、かんがい用水や水道水の供給など、あらゆる面で市民生活を支えています。さらに、長井ダム湖は「ながい百秋湖」という名で親しまれており、周辺の美しい景観が魅力の観光地に。ダム周辺探勝ツアーや百秋湖カヌーツーリングなど、長井ダムを拠点にした地域交流も盛んです。水とともに暮らし、川とともに生きてきた長井市。これからも恵まれた資源を大切に生かしながら、魅力あるまちづくりを進めていきます。平成30年、最上川西岸の街道に沿って舟運時代の繁栄を今に伝える歴史的建造物や水路を引き込んだ土地利用が現在でも多く見られる宮と小出区域が、文化的景観として重要であると判断され、国の重要文化的景観に選定されました。県内では、2番目の選定です。長井の天然水をペットボトルにした「卯の花姫の涙」Nagai City Guide 2024Pickup「重長要井文の化ま的ち景な観みに」が!『最上川上流域における長井の町場景観』小出のまちなみ宮のまちなみ長井市の文化的景観水路の水を引き込んだ■洗い場のある山一醤油店あら町のまちなみ大■川と野呂川の立体交差の水路約1200年前に創建された總宮神社現存する旧郡役所では県内最古の建物国登録有形文化財の建物鍋屋本店 水のまち長井には、朝日山系の地下水を利用した水道水や豊富な河川水を使った水路など、「きれいな水」が生活に密着し、人々を潤しています長井ダム形式は重力式コンクリートダムで、堤体の高さは125.5m、長さ381m、総貯水容量5,100 万tと県内屈指の規模を誇ります長井フットパス水辺に親しむことをテーマに設定された、数々のフットパスのルートがあります。観光ボランティアガイド「ながい黒獅子の里案内人」による解説を聞きながらまちなかを巡る「ながいフットパスウォーク」も好評です      11市民生活を支える長井ダムは紅葉の美しさでも知られる

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る