長井市市勢要覧2024 電子ブック
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交通弱者に配慮したきめ細やかな市営バスで生活の足も安心乗り換えもよりスムーズに円滑なコミュニケーションで誰もが相談しやすい環境を長井市役所では、令和6年月より字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」を、さらに同年5月に軟骨伝導イヤホンを窓口に導入しました。いずれも、県内の市町村では初となる画期的な取り組みです。これまで、耳の不自由な人が窓口を訪れた際は主に筆談で対応していましたが、コトパットの導入によって職員の話し言葉をリアルタイムで表示できるように。日本語に不慣れな外国人への対応も可能で、職員が話す日本語を英語や中国語など134の言語に翻訳し、同様に字幕表示させることができます。の軟骨を振動させて音を伝える「軟骨伝導」の仕組みを活用したイヤホンで、軽くあてるだけで音を聴きとることができるもの。このイヤホンを相談者が使用することによって、職員が大きな声を出す必要がないため、プライバシー保護にも有効です。いの有無や年齢、言語によって分け隔てられることなく、人格と個性を尊重し合う共生社会を目指して、取り組みを進めていきます。軟骨伝導イヤホンは、耳の近く今後も長井市では、誰もが障が交通弱者の通学や通院、買い物などの外出を支援するため、また、交通空白地域(主に郊外の5地区)を解消することを目的に市営バスを設置しています。山形鉄道フラワー長井線や、山形市と長井市間を結ぶ山交バスとの接続を強化することで、交通の確保を図っています。また、全ての便で「長井市役所・長井駅前」と「ヤマザワ前」の停留所に、乗り換え可能なバスが同時刻に並ぶ「らくらく乗り換え」方式を導入。バスの乗り換えがよりわかりやすく、便利になりました。Nagai City Guide 2024Pickup公共交通サービス軟骨伝導イヤホン窓口に設置された集音器を介し、職員の話す声がはっきりと伝わります  3   Cotopat(コトパット)マイクを通して話した言葉を文字に変換し、アクリル板に表示することができます17居場所での交流が生きがいにもつながり笑顔も満開

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