芳文庫ギャラリーコレクションのご紹介
芳文庫ギャラリーについて
本コレクションは、かつて近隣の印刷業を一手に担っていた芳文社の代表であり、熱心な美術愛好家でもあった故・加藤嘉志朗氏が蒐集した近代彫刻を中心としたコレクションです。約80点に及ぶ作品が、氏の旧宅を改修した芳文庫ギャラリーとともに、遺族によって平成27年に長井市に寄付されました。
残念ながら、芳文庫ギャラリーは耐震等の問題により一般に公開することができませんが、新庁舎竣工を機に、コレクションの一部を展示しています。また、株式会社デジコンキューブ様からのご協力により、ギャラリー内部をデジタルギャラリーとして公開できるようにしました。デジタルギャラリーについてはページ下部からアクセスしてください。
芳文庫ギャラリー内部の様子
本庁舎での作品展示の様子 (ジャコモ・マンズー作「母子像」)
収蔵されている作品
「考える人」で名高いロダンの小作品のほか、現代イタリア彫刻界を代表する作家のひとりであるクロチェッティや、日本を代表する彫刻家のひとりである佐藤忠良など、国内外の著名な彫刻家の作品のほか、山形市出身の新海竹太郎・新海竹蔵の作品など約80点が収蔵されています。
おもな作品紹介

佐藤忠良「丸い椅子」
佐藤 忠良(1912-2011)
宮城県出身。フランス国立ロダン美術館で日本人初の個展を開催するなど、戦後日本の具象彫刻界の代表的な具象彫刻家。身近な人物をモチーフにした作品を多く制作。絵本『おおきなかぶ』の挿絵なども手がけた。
1990年、宮城県美術館に佐藤忠良記念館が開館。

朝倉響子「マリ」
朝倉 響子(1925-2016)
東京都出身。彫刻家・朝倉文夫の次女。女性をモチーフにした作品を多く手掛け、公園などへの屋外展示作品も多い。長沼孝三とも交流があった。

オーギュスト・ロダン「接吻」
オーギュスト・ロダン( 1840-1917)
19世紀を代表するフランスの彫刻家。「近代彫刻の父」と称され、日本の近代彫刻に多大な影響を与えた。

鈴木実「千利休」
鈴木 実 (1930-2002)
山形県高畠町出身の彫刻家。木彫りによる人物像に独自の世界を展開した。当ギャラリーでは鈴木実の具象彫刻3点を所蔵。

株式会社デジコンキューブ様作成の芳文庫デジタルギャラリーへは、下記またはQRコードからアクセスしてください。
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観光文化交流課 観光文化交流室(文化担当)
〒993-8601
山形県長井市栄町1番1号
電話番号:0238-82-8017 ファックス:0238-87-3369
更新日:2023年08月23日