平成24年6月市議会定例会 意見書

平成24年6月市議会定例会で議決された意見書は下記の2件です。

置賜総合支庁西庁舎の維持・存続と機能の充実強化を求める意見書

 県は、平成24年4月25日県議会に総合支庁分庁舎の見直し案を説明しました。その内容は、置賜総合支庁西庁舎の場合、税務課、農村整備課を来年度から廃止し、米沢市の本庁舎に統合するものです。
 もともと、西庁舎は地方事務所・建設事務所の廃止、総合支庁の設置に伴い、地域振興を図る目的で設置されたものであり、6年前の森林整備課、建築住宅部門の廃止に引き続き、西庁舎の機能が著しく縮小されてしまえば、将来的には県民相談、パスポート発行、建設、農業普及などの窓口廃止につながりかねない極めて重大な問題であります。
 西庁舎をはじめ、国の出先機関、銀行、企業の各支店が集中してきた長井市は、西置賜地域全体の地域振興の拠点としての歴史があり、その中心地に置かれた西庁舎が機能縮小することは、市町村と連携して地域振興を図るという県の方針に逆行するばかりか、地域経済・文化の衰退、過疎化に拍車をかけるものであります。
 つきましては、身近な県政として「県民視点」「現場主義」「対話主義」を掲げ、県民に寄り添ったあたたかい行政サービスを確保する立場に立って西庁舎を充実し、機能の強化を図っていただきますよう下記のとおり強く要望いたします。


 

  1. 総合行政機能をもつ西庁舎を維持・存続すること。
  2. 西庁舎の見直しについては、一律に簡素化・効率化の面でのみ捉えることなく、市町村と連携した地域づくりの拠点として充実させ、機能の強化を図ること。



 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。


 平成24年6月26日

山形県長井市議会

  山形県知事  吉村 美栄子 様

 

産業廃棄物処理施設再稼働について慎重かつ適正な措置を求める意見書

 長井市泉地区内にある産業廃棄物処理施設については、平成22年11月に市内の業者に対して借受け許可がなされ、現在、再稼働に向けた準備が進められています。
 この施設が稼働していた期間には、山形県の母なる川「最上川」や長井市の代表的な風景である「里山」の良好な景観を著しく損ねたばかりか、多くの市民から煙害や悪臭に関する苦情が寄せられていました。
 また、平成24年6月11日に長井市が開催した住民説明会では、「焼却に伴うダイオキシン類の有害物質の発生により、子どもたちへの健康被害が心配される」「最上川周辺の景観や環境が損なわれる」「施設の再稼働については反対である」などの意見や、「地元住民だけでは不安なので、県主導で業者も立ち会いの上説明会を開催してほしい」などの要望が出されました。地元住民は、健康被害・環境問題・景観上の問題から、大きな不安を抱いております。
 つきましては、産業廃棄物処理施設再稼働については、地元住民の意向を十分に尊重し、慎重かつ適正な措置をとられるよう要望いたします。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。

 平成24年6月26日

山形県長井市議会

  山形県知事  吉村 美栄子 様

 

 

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