ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの男性の接種について

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がん等の発症につながるウイルスです。HPVは性行為によって感染するため、性行為を経験していれば男女ともに感染する可能性があります。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に体内から排除されますが、一部は子宮頚がん等に移行する場合があります。

HPVは男性も要注意

HPVは子宮頸がんだけでなく、尖圭コンジローマ、陰茎がん、肛門がん、中咽頭がん等、男性にも関係のある病気の発症にもつながります。また、HPVは性行為によって男女間で感染を繰り返すため、男女ともにワクチンを接種することで感染の拡大を予防することができます。

男性もHPVワクチンが接種可能です

日本では令和2年12月に男性へのHPVワクチンの接種が可能となりました。現在日本では、男性の接種については4価HPVワクチン(ガーダシル)が承認されています。

〈接種回数・間隔〉

  • 接種回数:計3回
  • 接種間隔:1か月の間隔をおいて2回接種を行ったあと、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種します。

※やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種を行ったあと、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種します。

接種費用について

男性のHPVワクチンは、本人や保護者の判断で接種する任意接種です。接種に必要な費用は全額個人負担ですので、接種費用については直接医療機関へお問い合わせください。

予防接種についてのより詳しい情報は以下をご覧ください。

参考