小児用肺炎球菌予防接種
小児用肺炎球菌予防接種について
病気の説明
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌による感染症です。健康な子どもの10人に2~3人は、鼻やのどの中に肺炎球菌を持っており、ときに細菌性髄膜炎や菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を引き起こします。肺炎球菌によって化膿性髄膜炎にかかる割合は、ワクチン導入前は5歳未満人口10万人に対して2.6~2.9人とされ、年間で150人前後が発症していると推定されていました。また、亡くなったり後遺症が残ったりする割合は、ヒブによる髄膜炎よりも高いとされています。
接種期間等
〈ワクチンの種類〉
定期接種の対象となる小児肺炎球菌ワクチンは、2種類あります。
・沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン
・沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン
基本的に20価ワクチンを使用しますが、どちらも接種回数、間隔は変わりません。
<法律による対象年齢>
生後2月から生後60月(5歳)に至るまで
※接種日において長井市に住民票がある方が対象です。
<標準的な接種期間>
・初回接種開始は生後2月から生後7月に至るまで
・追加接種は、初回接種終了後60日以上間隔をおいて、生後12月から生後15月に至るまで
◎「標準的な接種期間」は、病気にかかりやすい年齢において予防する観点から、接種が望ましいとされる年齢や接種間隔です。できるだけ、この期間内に予防接種を受けましょう。
<接種回数・間隔>
1.初回接種を生後2月から生後7月に至るまでの間に開始したお子さん
・初回接種:3回(生後12月までに27日以上間隔をおいて接種)
・追加接種:1回(初回接種終了後60日以上間隔をおいて、生後12月に至った日以降に行う)
※初回接種2回目、3回目は、生後24月になるまでに行うこととし、それを超えた場合は接種できません(追加接種は実施可能)。
※初回接種のうち2回目は、生後12月になるまでに行うこととし、それを超えた場合は初回接種のうち3回目は接種できません(追加接種は実施可能)。
2.初回接種を生後7月から生後12月に至るまでの間に開始したお子さん
・初回接種:2回(生後12月までに27日以上間隔をおいて接種)
・追加接種:1回(初回接種終了後60日以上間隔をおいて生後12月以降に行う)
※初回接種のうち2回目は、生後24月になるまでに行うこととし、それを超えた場合は接種できません(追加接種は実施可能)。
3.初回接種を生後12月から生後24月に至るまでの間に開始したお子さん
60日以上間隔をおいて2回接種
4.初回接種を生後24月から生後60月(5歳)に至るまでの間に開始したお子さん
1回接種
◎「〇歳未満」、「〇歳に達するまで」、「〇歳に至るまで」という表記はいずれも「〇歳の誕生日の前日まで」を意味します。
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更新日:2025年04月01日