ながい食育通信vol.2~長井市給食共同調理場さんへ食育インタビュー~
市民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むためには「食」はとても重要であり、あらゆる世代で大切なことです。市民一人ひとりが心身ともに健康で活き生きとした毎日を送るために、長井市では食育推進計画を策定し食育を推進しています。
ながい食育通信では、『食』に関するさまざまな活動に取り組まれている市民の方々や団体、企業など食育活動情報をご紹介します。
今回のテーマ「長井市給食共同調理場さんの食育インタビュー」
令和3年4月から新調理場での給食提供開始
長井市給食共同調理場では、栄養教諭や栄養士の方がこどもたちの成長や健康を考えて献立を作成し、地場産農産物を取り入れながら市内のこどもたちに「安全・安心・おいしい給食」を提供していただいています。令和3年3月に給食共同調理場を新設し、令和3年4月からはこれまでの市内小中学校、特別支援学校に加えて、児童センター、すみれ学園への給食提供を開始、令和5年1月からはアレルギー対応食も可能となり、より安全でおいしい給食は市のこどもたちの元気の源となっています。
長井市給食共同調理場の栄養士の皆さんへのインタビューはあやめレポ令和6年7月号でもご紹介しておりますが、あやめレポに載せきれなかった部分も含めてホームページでもご紹介します。

長井市給食共同調理場

学校給食

食育体験(年長児の味噌づくり体験)
学校給食と幼児給食の提供と食育指導
新調理場は同じ建物内で学校給食と幼児給食を別の献立で提供している全国的にも珍しい施設です。
給食で使う材料は国産を基本として長井市産・山形県産と可能な限り地産地消に努めています。米は長井市産です。こどもたちの味覚の成長に合わせた薄味やよく噛むことを意識した献立になっています。また、保護者向けの食育講話や給食だよりの発行、試食会を行い、食べ物の大切さと感謝する心を伝えています。
学校給食では年1回可能な限り長井で育てられた、または製造された食材を使用する「まるごと長井給食」という取組を行っています。また、小学校及び中学校の最終学年の児童・生徒を対象に「バイキング給食」も行っています。これらの取組みは地域の食文化や食に関する興味・関心を高めながら楽しく食事をすることで交流を深め、かつ栄養がとれ、食育を複合的に体験することを目的とするものです。
幼児給食では市内児童センター年長児が長井市産の大豆と米で味噌を作り、その味噌を給食に使うなど、季節に合わせて様々な食育活動を行っています。
また防災の日に自分でおにぎりを作ったり、調理場見学をして実際の調理器具を使っての調理体験や給食前の読み聞かせなども行っています。
(写真:地産地消にこだわったまるごと長井給食)
食べることが大好きに!心身ともに健やかになってほしい!
子どもたちに食べることを大好きになってもらい、食べることを通して心身ともに健やかになって、大人になったときに次の世代に伝えていけるようになってほしいです。そのために二十四節気にあわせた伝統行事食を献立に組むようにしたり、食べ物の大切を知り、感謝できる心を育むよう取組んでいます。(写真:バイキング給食の様子)
小学校のバイキング給食
長井市産の果物を使った盛り合わせ
中学校のバイキング給食
おたよりには食育がいっぱい!
給食は家庭の食のお手伝いだと思っています。給食だよりや食育だよりには栄養士からの思いを込めていますのでぜひご覧いただいて家庭の食にお役立ていただきたいです!
長井市の食育推進計画
長井市では、令和6年3月に第3次長井市食育推進計画を策定しました。詳細につきましては下記のリンク先からご覧いただけます。
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更新日:2025年02月01日